都心に近い
「機能的で美しい癒やしの丘」
都心に近く、北総線の矢切駅から徒歩5分の地にある式場病院。景勝地・国府台の丘の広大な敷地内には近代的で機能的な病棟群が建ち並び、その周囲はこころ安らぐ自然環境、美的感性を養う文化的雰囲気に満ちています。
施 設
「治療」「療養」
「ストレスケア」のための病棟群
21,280m²の敷地内には、急性期の患者さまが入院治療を受けるための安全で衛生的な治療病棟群と、回復期にある患者さまが入院療養するための快適な環境の療養病棟群が建ち並んでいます(いずれの病棟でも訪問医による糖尿病などの合併症治療や歯の治療が受けられます)。また、ストレスによるメンタルの問題を抱えた方がこころとカラダを癒やす目的で滞在できるリゾートホテルのように居心地のいいストレスケア病棟も完備されています。
● 施設配置図
●外来棟
外観
外来受付・薬局
●治療病棟(閉鎖病棟)
EF病棟
●療養病棟(開放病棟/閉鎖病棟)
JK病棟
本館
●ROSE VILLA(ストレスケア病棟)
外観
1階ロビー
2階ロビー
廊下
TVルーム
面会室
●認知症治療病棟
外観
スタッフステーション
病室(個室)
arrow_right認知症治療病棟について、詳しくはこちらをご覧ください。
●デイケアセンター
外観
室内
環 境
こころを潤す四季折々の花や緑の恵み
バラ、そしてゆたかな緑。式場病院内および近隣は、患者さまのこころを潤す美しい自然環境に恵まれています。
●バラ園
院内のバラ園は、創設者・式場隆三郎がスイスのレマン湖畔の精神科病院「プランジャンのほとり」がバラを作業療法に用いていたことに感銘を受けて1952年に造園されたもの。約70年が経過した現在、およそ100品種500株のバラが咲き誇り、入院・来院するみなさまの目やこころを楽しませているほか、バラづくりをとおした作業療法の場としても活用されています。なお、式場病院内ならびに市川駅北口ロータリーでのバラ栽培の取り組み等により、1975年にはバラが「市川市民の花」に選定されています。
1960年代のバラ園。当時は近所の幼稚園児たちの遊び場となっていた
春の見ごろ:5月20日前後
秋の見ごろ:10月20日ごろから11月はじめ
●じゅんさい池緑地
病院から徒歩3分のところには豊かな木立に囲まれた「じゅんさい池緑地」があります。昔は、緑地内の池で「じゅんさい」がたくさん採れたことからその名がつきました。いまも春は梅、夏はツツジ、秋はキンモクセイといった花々が咲き誇るほか、冬には池に鴨が飛来するなど、1年をとおしてこころ安らぐ散策が楽しめるようになっています。
自然あふれるじゅんさい池緑地
その他
●ゴッホの複製画
式場隆三郎は画家ゴッホ(1853-1890)の研究者としても有名で、患者さまに「芸術に触れながら治療にのぞんでほしい」と、院内にも外国製の質のよい複製画の数々を飾っていました。これらの複製画は、当時、最先端の技術で製作された大変価値の高いもので、これを見るために院外から大勢の人が押し寄せるような事態も起きました。いまも院内に飾ってあるそれらの複製画は、当時ほどの貴重性はありませんが、創設者の治療に対する想いを伝える「守り神」のような存在となっています。
式場隆三郎が蒐集したゴッホ複製画の展覧会(1953年5月 東京丸善)
●式場隆三郎旧宅
式場病院の創設(当時・国府台病院)から3年後の1939年に病院に隣接して竣工した式場隆三郎の旧宅は、柳宗悦や濱田庄司ら民藝運動の先導者によって設計・建築されました。その切妻屋根の総二階建てで妻壁に束と貫の木部を見せる日本海側の雪深い地方に特有のスタイルは、隆三郎の出身地である新潟への愛郷の念を示したものと考えられています。内部は非公開ですが、民藝建築の三要素である和風、洋風、東洋風の見事な混在が実現されています。
病院に隣接して建つ式場隆三郎旧宅
院内の庭に置かれている民藝品の大甕